西日本豪雨災害支援

 2018年7月21日~23日、7月27日~29日の二回にわたり、西日本豪雨災害に伴う支援活動を行うために広島派遣を実施しました。

 

 課外ボランティア活動センターでは、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)災害において大規模な被害が発生していることから、情報収集してきました。2016年4月に発災した熊本地震後の本学の支援活動の経験も踏まえ、広島大学公認団体として支援活動を展開している学生団体「OPERATIONつながり」及び後援団体の「NPO法人IMAGINUS」(広島大学OBOGが結成)と連携・協力する形で派遣を行うこととしました。

 

※活動が中国新聞にも取り上げられました

 「東北大生、被災地に古里の味」(2018年12月3日)

 

 以下、各派遣について活動内容を報告します。

 


2018年7月21日~23日

7月21日(土) 3名で現地入り(東広島市)

7月22日(日) 呉市安浦地区にてボランティア活動。学生2名は夜に広島を離れ、翌日朝に仙台戻り。

7月23日(月) 広島大学副学長・担当課との意見交換。

 

○被災者の「つぶやき」

 

 

 

○学生の感想

「(2日目)農機の会社にて泥だし、事務所内の片づけを行った。ある程度の土砂は室外に出されていたため床についている土に水をかけて雑巾で泥水をすってそとへ出す作業を行った。かなり暑い状況であったがそこの家では80代のおばあちゃんも手伝っており、住民だけではとても終わりが見えないように感じた。室内であったため風通しが悪く、作業が効率よくなってくるとあともうちょっとという気持ちが出てくるがそこを抑えてこまめに休養をとることが必要だった」(20代・学生)

 


2018年7月27日~29日

7月27日(金) OPERATIONつながりの学生2名と意見交換・翌日の活動の打合せ。 

7月28日(土) OPERATIONつながりの学生と合同で、東広島市安芸津地区でボランティア活動(ニーズ調査等)を実施。東北大学主導・広島大学生も参加して避難所で足湯ボランティアを実施。

7月29日(日) 台風12号の影響でボランティア活動中止。安全に配慮しつつ、東広島市内の豪雨災害被災地域の視察。

7月30日(月) 朝に航空機で仙台戻り。

 

○被災者の「つぶやき」

「今は洗たくとか新しい家(市営住宅)の片付けとかしていたの。まだ物がそろわないし、住めるまではまだまだかな。まだお布団も来ていないのよ。ずっと座布団と毛布で寝てて。子どもも布団が来るのを楽しみにしているの。まだまだかかるわね。足湯すごく気持ちいいね。体全体があったまる」(60代・女性)

 

「東北から来たの?あっちは大変だったでしょ。こっちよりも」「東北からわざわざ来てくれるなんて。これは日本は良くなるね。日本の社会の未来は明るいね。立派だよ」(70代・男性)

 

○学生の感想

「多くの方が東日本大震災のことにふれていたことが印象的だった。来たことを喜んでもらえてよかった。王少し何かできることはないかと改めて考えさせられた」(20代・学生)


募金活動

この度の西日本豪雨災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。

 

私たち東北大学課外・ボランティア支援センターボランティア支援学生スタッフSCRUMでも、1日も早い復旧・復興のために、微力ながら今私たちにできることをさせていただきたいと思っております。そこで、これまでの活動経験を生かして該当地域の支援、並びに募金活動を行うことにいたしました。

 

現在、私たちは広島大学"学生ボランティア団体OPERATIONつながり"と連携して活動を行う予定であり、今回皆様からいただきましたご寄付は上記の団体の活動に生きる形で寄付先を選定する予定です。

 

東日本大震災で受けたご支援の恩返しをさせていただければと思い、今回募金活動を行わせていただきます。皆様からの温かいご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

皆様のご協力を賜り、24,694円あつまりました。

2018年8月の広島派遣で「OPERATIONつながり」に25,000円寄付いたしました。

ご協力ありがとうございました。